『胡潤長者番付2018』の中国大陸実業家の業種分布

資産総額に占める製造業の比率は26.1%でトップを維持した。同時に、今年は製造業から多くの人物がランキング外となり、その理由として以下の2点が挙げられる。

1つは、A株の株価下落により、資産が20億元の条件を下回った。もう1つは、債務危機が資金繰り難につながった。中でも、34人の実業家は株式を凍結され、猛獅科技、欧浦智網,大富科技、堅瑞消防、金一文化などは今年、株式権利の担保危機が明るみとなった。

一部の上場会社は株式売却で自らを救い、金一文化は北京市海淀区国有資産監督管理委員会の傘下に入り、大富科技は鄭州市航空港区管理委員会の所属となった。また、民間企業は自らを救うため、国家チームに「身売り」し、これは2018年の企業会において一大現象となった。

資産力が2番目に高いのは不動産業で、2017年に3位だったIT業は今年は金融と投資に抜かれて4位になった。しかし、金融と投資が追い越したのは、主に螞蟻金服の時価総額が大幅に増加したためである。そのほか、医薬業も見所が多く、資産総額に占める比率は6.7%から7.1%に上昇した。

2018年の映画作品『我不是薬神』により国産新薬が注目され、A株が全体的に不調な中、技術力のある医薬会社は安定した成長を維持した。

また、資産力のある業種トップ10には入らなかったが、数社の企業のおかげでランクイン者数が大幅に増えた業種もある。国内最大の新エネルギー車用電池供給会社の寧徳時代からは7人の実業家がランクインした。同社が生産するリチウム電池は、アップルの「探求」、ソニーの「憧れ」だという。

そのほか、資産400億元で初めてランクインした、鉱山機械の製造に使用するビットコインが大陸部に上場し、バイナンス仮想通貨取引所の業績が大幅に増加。胡潤長者番付に初めてブロックチェーンを超えたランクイン者が現れ、2018年に14人がブロックチェーンを超えたランクインとなった。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年10月11日