自転車、傘、充電器などのシェアに続き、「シェア睡眠カプセル」が登場した。自転車と同じシステムで、QRコードを読み取り、利用時間で料金を計算する。しかし、「シェア睡眠カプセル」もシェアリングエコノミーの1つであるかという点に疑問がある。専門家は、「このような宿泊施設はシェアではない。睡眠はプライベートなことで、シェア自転車と大きく異なり、時間で計算する時間貸しのホテルのようなものである」と述べた。

7月9日、「シェア睡眠カプセル」が北京市に登場した。「享睡空間」という名前のこの施設は中関村ビルの地下2階にあり、敷地面積は約10平方メートル、6つの休憩ルームが並んでいる。自転車と同じシステムで、QRコードを読み取り、利用時間で料金を計算する。

外観は宇宙船やカプセルホテルのようで、マット、使い捨てのシーツ、まくらカバー、ウエットティッシュなどが用意されているほか、イヤホンや小型扇風機も棚から持って行って使用できる。

安全面ではドアを閉めると自動で鍵がかかり、「享睡空間」のアプリでしか開かないようになっている。外から勝手に開けることができないため、プライベートと安全が守られる。室内にはボタンがついており、押すとドアが開く。

「シェア睡眠カプセル」の価格は2段階に分けられ、ピーク時(11時から14時)は30分10元(30分を超えると1分0.33元)、ピーク時以外は30分6元(30分を超えると1分0.2元)、1日の上限は58元。月788元のカードもある。「享睡空間」の責任者によると、昼休みの時間帯は満室で、夜も残業する人が多く利用する。

「シェア睡眠カプセル」はシェアリングエコノミーなのか

「シェア睡眠カプセル」もシェアリングエコノミーの1つであるかという点には疑問がある。テクノロジー・メディア・通信(TMT)分野のアナリストの付亮氏は、「このような宿泊施設はシェアではない。睡眠はプライベートなことで、シェア自転車と大きく異なり、時間で計算する時間貸しのホテルのようなものである」と述べた。

浙江大学管理学院准教授・科技創業センター主任の鄭剛氏も同様の見解を示す。鄭剛氏は、「厳格に言えばシェアリングエコノミーではない。時間でレンタルするというのは、シェアリングエコノミーをややおしゃれにした感じ。シェアリングエコノミーは有休資源の価値を引き出すものであるべき。そうでなければ、資源の浪費になる」と話し、「シェア睡眠カプセル」はまず試練を考えず、ターゲットを分けて良好なサービスを提供し、向上させ、グレードアップしていけば主流市場に入っていけるかもしれないと提案した。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年7月17日