「休み中に友人たちとバドミントンを2時間プレイした。汗をかき、心も体もすっきりした」武漢洪山体育館で運動を終えた裴浩東さん(62)は、顔を赤らめていた。「しかし感慨ひとしおだ。昨年の年初は外で活動できず、ここには多くの病床が敷かれていたのだから」

人々が3日、武漢洪山体育館でバドミントンの練習を行った。

人々が3日、武漢洪山体育館でバスケットボールの練習を行った。

洪山体育センターは昨年2月3日、体育館を緊急徴用し臨時医療施設にする指示を受けた。その日、洪山体育館では2020年東京五輪ボクシング競技のアジア・オセアニア大陸予選が行われるはずだったが、新型コロナウイルス感染症の影響で1月下旬にキャンセルされていた。

洪山体育センター弁公室の胡暁敏主任は「ボクシング会場と機材のセッティング後、使用前に徹夜で撤去された。しかし緊急事態で、惜しむ暇はなかった」と述べた。

屋内外の撤去を終えると、臨時医療施設の指揮部、設計者、使用者と協力し、800床の臨時ベッド及び関連機能室の設置と改築を終えた。洪山体育センターの幹部職員は昼も夜も休まず、37時間内に五輪予選会場を武昌臨時医療施設に変えた。ここはこうして武漢市で初めて使用開始され、患者を収容・治療した第1陣の臨時医療施設となった。

昨年3月10日、最後の完治患者49人が武昌臨時医療施設から退院した。この全国9省・直轄市の14の医療チームと868人の医療従事者が治療に加わった「生命の舟」が正式に閉鎖された。これにて武漢の16カ所の臨時医療施設がすべて閉鎖された。

武昌臨時医療施設の使用期間中、計1124人の患者が収容・治療された。そのうち833人が退院し、291人が転院した。「患者の死者ゼロ、医療従事者の感染ゼロ」が実現された。

武漢の武昌臨時医療施設が昨年3月10日、正式に閉鎖された。医療従事者が最後の49人の完治患者を見送った。

閉鎖から1年以上たち、洪山体育館の「国家級全民運動センター」としての機能が全面的に回復した。すべての運動エリアが正常に開放され、大型イベント及び大会が徐々に再開され、スポーツ予備人材の育成が進められ、スポーツ競技の練習が力強く展開されている。体育館の責任者によると、毎日200人以上の市民がここで運動をするという。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年4月7日